くく

くく
I
くく【九九】
一から九までの掛け算の八一とおりを暗唱できるように表にしたもの。 また, その唱え方。 掛け算のほかに割り算・開平・開立などの九九もある。
II
くく【区区】
※一※ (ト|タル)
(1)ばらばらでまとまりのないさま。 まちまち。

「~としてまとまりがない」「~たる議論の為め努力の働らきを妨げられ/鬼啾々(夢柳)」

(2)小さくてとるに足りないさま。

「~たる問題」

※二※ (形動)
{※一※(1)}に同じ。

「議論~にして際限あることなく/文明論之概略(諭吉)」

※三※ (名)
小さなことにこだわること。

「斯(カカ)る事に~する性質ならねば/蜃中楼(柳浪)」

III
くく【句句】
一句一句。 それぞれの句。

「小歌の詞(コトバ)が, ~珠(タマ)のやうに光つて/油地獄(緑雨)」

IV
くく【漏く】
(1)くぐる。 間をくぐり抜ける。

「春の野の繁み飛び~・くうぐひすの/万葉 3969」

(2)もれる。

「我が手俣(タナマタ)より~・きし子そ/古事記(上)」

V
くく【煦煦】
(1)暖かいさま。

「~たる春日に背中をあぶつて/草枕(漱石)」

(2)恵みをかけるさま。
VI
くく【茎】
(1)茎(クキ)。
(2)〔女房詞〕
茎(クク)立ち{(1)}。 [御湯殿上(慶長五)]
VII
くく【踽踽】
ひとりで行くさま。

「~として独り行くといふ句に似てゐる/虞美人草(漱石)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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